【中学生でもわかるIT用語】TCOとは 物語と実際の事例でわかりやすく解説

『T』から始まる用語

TCO(Total Cost of Ownership)

①物語性を取り入れた説明:

太田くんは、自分の町で起きる問題を解決するアプリを作りたいと思っています。

彼は、プログラマーの友達に頼んで、アプリを作ってもらいました。初めは、「イニシャルコスト」としてアプリ開発費がかかります。これがたとえば50万円。

しかし、それだけでは終わりません。アプリを運用するためには、サーバー代やメンテナンス費用、アップデート費用などの「ランニングコスト」が発生します。こちらは月に1万円としましょう。

太田くんが最初に考えていなかったのは、これらのコストを合計した「TCO(Total Cost of Ownership)」です。

②実際の事例:

イニシャルコストの例

  • アプリ開発費: 50万円
  • データベース設計費: 10万円

ランニングコストの例

  • サーバー代: 月1万円(年間で12万円)
  • メンテナンス費用: 年2回、各5万円(年間10万円)

TCOに含めるべきか間違えやすい例

  • 埋没原価: すでに発生した費用(すでに買ったPC等)
  • 減価償却費: 設備投資の長期的なコスト
  • 除却損: 老朽化した設備を処分する際のコスト

これらを合計すると、TCOは「イニシャルコスト + ランニングコスト」になりますが、埋没原価や減価償却費、除却損は通常は含みません。

③クイズや小テスト:

  1. イニシャルコストは何にかかる費用か?
    • a) 開発費
    • b) サーバー代
    • c) メンテナンス費用
  2. ランニングコストは何にかかる費用か?
    • a) アプリ開発費
    • b) サーバー代
    • c) データベース設計費
  3. TCOに通常は含まれないものは?
    • a) サーバー代
    • b) メンテナンス費用
    • c) 減価償却費

回答:

  1. a
  2. b
  3. c

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