【まとめ】中小企業診断士試験対策:おすすめ関連資格完全ガイド 各資格の所要時間目安も

中小企業診断士

こんにちは。
今回は中小企業診断士試験に挑む皆さんへ、
効果的な対策として「中小企業診断士関連資格」を紹介します。

資格試験予備校などでは中小企業診断士試験に合格に必要な目安の勉強時間は約1,000時間と記載されていますが、

1000時間はあくまで合格に必要な目安時間であり、3000時間をかける人もいれば、5,6年であきらめて撤退する人や、10年以上継続して受験し続ける人など様々です。
むしろ1000時間というのはとっかかりのハードルを下げるだと私は感じています。

最初から2,000時間とか3,000時間かかるとか聞いたら挑戦する気が萎えるかもしれないですからね。

年に1度しか挑戦できない資格は長期化する人も多数います。
そして、中小企業診断士への挑戦が長期化したときにお勧めしたいのが関連資格の受験です。
関連資格を取得することは知識の定着はもちろん、目標に対して一歩一歩進んでいると感じることが出来るので、
1次試験・2次試験に不合格だとしても「その年の成果」として語れることになると思います。

今回は科目別に参考になる資格・検定を紹介させていただきます。

経済学の関連資格(中小企業診断士1次試験科目)

経済学検定

試験日程 2019年よりCBT方式。全国150会場で都合の良い日程で受験可能です。
出題形式 四答択一式50問(1問10点 500点満点)
試験時間 90分
勉強目安時間 50~100時間(B+)

経済学部の大学生が受験することが多い試験です。
試験結果は7段階の評価をされます。

総合評価 スコア分岐点(目安) 各評価のレベル・アドバイス内容
410点以上程度  経済学の専門的活用を目指す方に必要とされる高度な知識を習得しています。 
A+  360~400点程度  大学院(経済学研究科等)で専門的な研究を始めるのに十分な知識を習得しています。 
310~350点程度  大学の専門課程程度の知識を習得しています。 
B+  260~300点程度  経済学の基本・基礎知識を十分に習得しています。 
210~250点程度  経済学の入門知識は習得しましたので、基礎知識の学習に進んでください。 
120~200点程度  経済学の不得意分野に重点を置いた学習を行ってください。 
0~110点程度  経済学の基本に立ち返り学習を行ってください。 

中小企業診断士の経済学を60点以上取るにはB+以上が目安です

 

財務会計の関連資格(中小企業診断士1次試験科目、2次試験事例Ⅳ)

ビジネス会計検定 2級

試験日程 年2回 全国の指定会場で一斉に実施  3月・10月ごろ
出題形式 マークシート形式
試験時間 120分
勉強目安時間 100~150時間程度

財務会計・事例Ⅳ対策としておススメの資格です。財務諸表分析を強化することが出来ます。

簿記検定2級

試験日程 【統一試験】年3回 2月・6月・11月 【ネット】随時
出題形式 【統一試験】紙 【ネット】プルダウン、キーボードによる入力など
試験時間 90分
勉強目安時間 200時間程度

ビジネス会計・簿記は両方診断士試験に密接にかかわるのでおススメです。

 

 

企業経営理論の関連資格(中小企業診断士1次試験科目、二次試験事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)

経営士

試験日程 年に2回 5月・11月 面接試験は(6月・12月)
出題形式 筆記(共通試験+専門試験)+面接試験
試験時間 180分
勉強目安時間 1000時間程度

専門試験は「経営・生産・販売・マーケティング・人事・財務・情報」の6つの専門科目から2科目を選択するなど実務経験を反映させやすく、記憶力や発想の瞬発力が必要な中小企業診断士に比べるとベテランにも取得しやすい試験です。中小企業診断士と関連性も極めて高いです。

 

経営学検定 中級

試験日程 上期・下期それぞれ約1か月半の中から日程を選択 CBT方式
出題形式 四肢択一100問
試験時間 180分(各分野90分)
勉強目安時間 不明

経営に関する専門的知識や経営課題を解決するための分析能力を習得しているかどうかを判定する試験です。ビジネスパーソンが通常身につけておくべき経営学に関する専門的知識や問題解決能力が求められる。

 

プロモーショナルマーケター

試験日程 11月1週目
出題形式 基礎知識試験科目200問(選択問題)+計画立案実技試験科目(記述)
試験時間 選択問題120分 記述120分
勉強目安時間 70~100時間程度?

 

プロモーショナル・マーケターは知名度はあまり高くありませんが、事例Ⅱの考え方にもつながるのでおススメです。試験が11月の1回しかないので診断士2次と被るのも知名度の低さにつながっていると感じます。目安時間はどこにも参考になる情報が無かったので私が費やしたであろう勉強時間です。

 

運営管理の関連資格(中小企業診断士1次試験科目、2次試験事例Ⅲ)

販売士(リテールマーケティング)2級

試験日程 2021年からCBT方式。全国で随時受験可能
出題形式 1科目あたり択一式正誤問題 小問10問、択一式穴埋め問題小問10問 ×5科目
試験時間 70分
勉強目安時間 100時間

販売士2級は別記事でも紹介しています。

 

中小企業診断士の2次試験受験直後に受けると2級であれば合格する可能性がかなり高いと感じました。

経営法務の関連資格(中小企業診断士1次試験科目)

ビジネス実務法務検定

試験日程 IBT・CBT方式。自宅・全国で受験可能

※IBT(Internet Based Testing)インターネットを通じてご自身のパソコンで試験を受けていただく試験方式

出題形式 多肢選択式
試験時間 90分
勉強目安時間 100時間

中小企業診断士1次試験の経営法務は難易度が高いため、この検定で地力をつけておくのも一つの方法です。しかし経営法務は知的財産権などに偏りがあるので注意が必要です。

経営情報システム(中小企業診断士1次試験科目)

ITパスポート

試験日程 CBT方式 全国で随時受験可能
出題形式 四肢択一式100問
試験時間 120分
勉強目安時間 100時間

中小企業経営・政策の関連資格(中小企業診断士1次試験科目)

なし

 

おすすめは

おススメは1次試験を考えるのならばまずITパスポート

1次試験の経営情報システムは過去問の勉強をしていても点数が取れないケースもあるので、
最近のトレンドもある程度反映させているITパスポートの出題範囲も勉強しておくメリットは大きいです。

ITパスポートというとIT関連の資格に感じますが、経営や法務関連の問題もあるので1次試験との関連性はかなり高いものとなります。

そして1次・2次まで考えると簿記2級です。

2級まで取得しておくと財務会計・事例Ⅳで大きなアドバンテージになります。簿記3級+ビジネス会計2級の組み合わせでも網羅できる範囲は大きいです。

直接的に簿記の問題が問われるわけではなくても、簿記2級の勉強をしておけばかなり理解を深めることが出来ます。

社会人だと時間確保が大変かと思いますが、そのような人は下記記事もぜひ読んでみてください。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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