ファイアウォール

① 物語性を取り入れた説明:

想像してみてください。
みんなの家には、玄関ドアや窓があり、友達や家族を中に入れたり、不審な人や虫を外に出さないようにするために利用しますね。

この玄関ドアや窓がしっかりと閉じていれば、家の中は安全です。

でも、どうすればよいものや情報だけを入れ、悪いものや情報を防ぐのでしょうか？

コンピュータの世界では、この「玄関ドアや窓」の役割を果たしているのがファイアウォールです。

ファイアウォールは、良いデータだけを通して、悪意のあるデータや攻撃を防ぐ役割を持っています。
一方で、別の記事で紹介したDMZは、
公開したいサービスを配置する特別な「部屋」のようなものです。

ファイアウォールの後ろに置かれ、外部との接触があるサーバはこのDMZ内に配置されます。

もし、DMZ内のサーバが攻撃されても、ファイアウォールが内部ネットワークを保護します。

つまり、ファイアウォールは、コンピュータやネットワークを守るための「盾」として、
DMZはその「盾」の後ろにある特別な「部屋」として動作しているのです。

② 実際の事例:

• 家庭のWi-Fiルータ:
  ほとんどの家庭のWi-Fiルータには、簡易的なファイアウォールが内蔵されています。
  これにより、家の中のデバイスが外部の不正なアクセスから守られます。
• 企業のネットワーク:
  大企業や組織では、外部からの攻撃や不正なアクセスを防ぐために高度なファイアウォールを導入しています。DMZを利用することで、公開サービスはファイアウォールの後ろの特別な領域に配置し、もし攻撃を受けても、内部の重要な情報は保護されます。

③ クイズや小テスト:

1. ファイアウォールの主な目的は何でしょうか？
   • A. データの速度を上げる
   • B. 不正なアクセスや攻撃を防ぐ
   • C. データの容量を増やす
2. DMZの主な目的は何でしょうか？
   • A. 全てのデータを公開する
   • B. 公開サービスを配置する特別な領域を提供する
   • C. データを暗号化する
3. ファイアウォールが主に動作しているのは、ネットワークのどの部分でしょうか？
   • A. 内部ネットワーク
   • B. DMZ
   • C. 外部ネットワーク

回答:

1. B
2. B
3. A