【中学生でもわかるIT用語】SATA(Serial ATA)とは 物語と実際の事例でわかりやすく解説

『S』から始まる用語

SATA(Serial ATA)

① 物語性を取り入れた説明

ある日、太郎は自宅でゲームをしていましたが、突然PCが遅くなってしまいました。何度再起動しても改善されないので、悩んでいるところ、友達の花子が遊びに来ました。

「どうしたの? 顔色が悪いね」と花子。

「実は、パソコンが急に遅くなって、何をしても直らないんだ」と太郎。

花子はすぐにパソコンをチェックしてみることに。最初にウイルススキャンを行ったが、問題なし。次に、メモリの使用状況を確認したが、それも普通。最後にハードディスクの状態を調べると、なんとほとんど満杯!

「あ、これだよ!ハードディスクがほぼ一杯で、データの読み書きが遅くなっているみたい。新しいハードディスクに変えてみるのはどう?」と花子。

「新しいハードディスクって、何を選べばいいの?」と太郎。

「接続規格がSATA(Serial ATA)のハードディスクがいいよ。これは内部デバイス(ハードディスクやSSDなど)とマザーボードを繋ぐための接続規格で、高速なデータ転送ができるから。昔の容量が大きいハードディスクでも接続規格がパラレルATAなど昔のままだと転送速度が遅いんだ」と花子。

花子の助言により、太郎は新しいSATAハードディスクを取り付け、PCの速度が劇的に改善。ゲームもサクサク動き、太郎は大満足でした。

シリアル伝送とパラレル伝送に関しての記事はこちら

② 実際の事例

企業のデータセンターでは、大量のデータを保存・処理する必要があります。このような場でSATAは、コストパフォーマンスが良く、高い信頼性が求められる環境で用いられます

また、公共施設や自治体でも、一般市民が利用するPCにはSATA接続のハードディスクやSSDが使われることが多いです。これは、SATAが高速で信頼性があり、かつ価格が手頃であるためです。

クラウドストレージサービスでは、数百台、数千台のハードディスクが使用されますが、これも多くはSATAによって接続されています。高速なデータ転送が可能であるため、ユーザーがアップロードやダウンロードをスムーズに行えます。

 

③ クイズや小テスト

クイズ1: SATAは何の略語ですか?

A. Simple ATA
B. Serial ATA
C. Superior ATA

クイズ2: SATAとPATAの主な違いは何ですか?

A. SATAは外部デバイス用、PATAは内部デバイス用
B. SATAはシリアル通信、PATAはパラレル通信
C. SATAは昔の規格、PATAは新しい規格

クイズ3: SATAが最初に導入されたのはいつ頃ですか?

A. 1990年代後半
B. 2000年代初頭
C. 2010年代

回答
  1. B. Serial ATA
  2. B. SATAはシリアル通信、PATAはパラレル通信
  3. B. 2000年代初頭

 

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