ルータ
①物語性を取り入れた説明:
大きな郵便局を想像してみてください。この郵便局には、毎日たくさんの手紙や荷物が集まります。そして、それぞれの荷物や手紙には宛先が書かれていて、どこに届けるべきかが確認されています。この一連の作業をスムーズに行っているのが、郵便局の「経路表」、つまりルーティングテーブルです。このテーブルを使って、郵便局は荷物を迅速かつ正確に配送します。
この郵便局のような存在がインターネットの世界での「ルータ」です。ルータは、ネットワーク層(第3層)で動作し、パソコンやスマホから送られてくる情報(データ)を、正しい宛先のデバイスやサーバーに速やかに正確に届ける役割を持っています。
②実際の事例:
中学生の鈴木君は、友達とビデオ通話をするためにスマホを使っています。彼女が通話ボタンを押すと、彼女のスマホは「通話したい」というデータを送ります。ここでルータが活躍します。
ルータは、鈴木君から送られてきたデータを受け取り、ルーティングテーブルを参照して、それがどこへ向かうべきか判断します。そして、経路選択(ルーティング)を行い、データを友達のスマホに正確に送信します。ルータがこの通話のデータを適切に処理してくれるおかげで、鈴木君と友達はスムーズにビデオ通話を楽しむことができます。
③クイズや小テスト:
- ルータは何の役割を果たしていますか?
- a) データの圧縮
- b) データを正しい宛先へ送信
- c) データの暗号化
- ルータを家に設置する場所として最も適しているのは?
- a) 窓際
- b) 家の中心
- c) 地下室
- ルータと同じくワイヤレスでデバイスをインターネットに接続する機器を何というか?
- a) モデム
- b) アクセスポイント
- c) ハブ
回答:
- b
- b
- b
コメント
[…] 「考えてみて、このカフェにはルーターと呼ばれる機器があるでしょ。このルーターが、線を使わずにインターネットの信号を送っているんだ」とデジ男。 […]