【中学生でもわかるIT用語】キューとは 物語と実際の事例でわかりやすく解説

『カ行』の用語

キュー

① 物語性を取り入れた説明

物語: 昔々、ある学校には長い滑り台がありました。

子供たちは、滑り台を滑るのが大好きで、一日中列を作って順番を待っていました。

新しい子供が来ると、彼らは列の最後に並び(エンキュー)、順番が来た子供は滑り台を滑って列から出て行きます(デキュー)。このようにして、すべての子供たちが公平に滑り台を楽しむことができました。

この物語は、キューの概念を示しています。

キューとは、要素が先入れ先出し(FIFO)の原則で管理されるデータ構造です。滑り台で遊ぶ子供たちのように、キューに追加された要素(エンキュー)は、追加された順に取り出されます(デキュー)。

 

キューの定義: キューは、要素が先入れ先出し(FIFO: First-In-First-Out)の順序で追加および削除されるデータ構造です。これにより、データの順序が保たれ、追加された順に要素が処理されます。
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② 実際の事例

キューは、プリンターの印刷ジョブ管理サーバーのリクエスト処理など、様々なシステムで使用されています。例えば、企業のオフィスでは、複数の社員がプリンターに印刷ジョブを送信します。プリンターはこれらのジョブをキューに追加し、送信された順番に印刷を行います。

また、ウェブサーバーは、ユーザーからのリクエストをキューに追加し、順番に処理します。これにより、サーバーは大量のリクエストを効率的に処理でき、ユーザーは待ち時間が短縮されたスムーズなサービスを受けられます。

 

③ クイズや小テスト

クイズ1: キューの特徴は何ですか?

A. 先入れ先出し(FIFO)
B. 後入れ先出し(LIFO)
C. ランダムアクセス

クイズ2: 「エンキュー」とは何のことですか?

A. キューからデータを取り出すこと
B. キューにデータを追加すること
C. キューのデータを検索すること

クイズ3: メッセージキューが使用される目的は何ですか?

A. メモリの節約
B. 非同期通信の実現
C. データの暗号化

回答:

  1. A. 先入れ先出し(FIFO)
  2. B. キューにデータを追加すること
  3. B. 非同期通信の実現
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