【中学生でもわかるIT用語】APIとは 物語と実際の事例でわかりやすく解説

『A』から始まる用語

API

① 物語性を取り入れた説明

サラと友達のスマートホームプロジェクト

サラは中学生で、プログラミングが大好きです。ある日、友達の田中くんが「家をスマートホームにしたいんだけど、どうしたらいいかな?」と尋ねてきました。

「それは簡単、APIを使えばいいよ!」とサラ。

「APIって何?」と田中くん。

「APIはApplication Programming Interfaceの略で、ソフトウェア同士がお互いに話すための仕組みだよ。例えば、あなたのスマートホームの照明とエアコンを連携させたいなら、その両方のAPIを使ってプログラムすることで簡単に操作できるようになるんだ。」

「へえ、すごいね。それなら、スマートホームがもっと便利になるね!」

「そうだよ、APIがあれば、各デバイスがスムーズに連携できるから。例えば、外出先からスマートフォンのアプリで家の照明やエアコンを操作することもできるんだよ!」

② 実際の事例

企業

  • Google Maps API
    • 用途: 店舗や会場の位置情報をウェブサイトやアプリに表示するために使用されます。
    • 技術: JavaScriptを使って簡単に埋め込むことができ、機能も豊富で、道案内や交通状況も表示可能です。
    • 特筆: 多くのタクシーや配送サービスがこのAPIを利用しています。
  • Stripe API
    • 用途: オンライン決済を実装する際に非常に便利です。
    • 技術: セキュリティが高く、多様な決済オプション(クレジットカード、デビットカード、Apple Payなど)を簡単に統合できます。
    • 特筆: クラウドファンディングプラットフォームやオンラインストアがよく使用しています。
  • Twitter API
    • 用途: 企業が自社のウェブサイトやアプリでTwitterのデータを取得したり、投稿を自動化したりするために使用します。
    • 技術: RESTful APIであり、OAuth認証を通じてセキュアなデータアクセスが可能です。
    • 特筆: マーケティング自動化ツールがこのAPIを多用しています。
  • Salesforce API
    • 用途: 顧客関係管理(CRM)データを他のビジネスアプリケーションと連携するために使われます。
    • 技術: SOAPやRESTなど、複数のAPI形式を提供しており、多くのプログラミング言語で利用できます。
    • 特筆: 金融機関や製造業など、さまざまな業種で利用されています。

自治体

  • OpenWeatherMap API
    • 用途: 災害時に気象情報をリアルタイムで公開するためや、観光地の天気情報を提供するために使用されます。
    • 技術: JSON形式でデータを提供し、多くのプログラミング言語で簡単に組み込むことができます。
    • 特筆: 地方自治体や観光業でも利用されているほか、個人の天気予報アプリもこのAPIを用いています。

③ クイズや小テスト

  1. APIがRESTfulであるというのは、何を意味するか?
    • A: APIがリソース指向である
    • B: APIが多機能である
    • C: APIが非常に速い
  2. OAuth認証はどのような場合に主に使われますか?
    • A: データを暗号化するため
    • B: ユーザーがサードパーティサービスと安全にデータを共有できるようにするため
    • C: ネットワークの帯域を最適化するため
  3. JSONとXMLの主な違いは何か?
    • A: JSONはプログラミング言語依存で、XMLは言語非依存
    • B: JSONは言語非依存で、XMLはプログラミング言語依存
    • C: JSONはデータを配列とオブジェクトで表現し、XMLはタグでデータを表現する

回答

  1. A: APIがリソース指向である
  2. B: ユーザーがサードパーティサービスと安全にデータを共有できるようにするため
  3. C: JSONはデータを配列とオブジェクトで表現し、XMLはタグでデータを表現する
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