【中学生でもわかるIT用語】YAMLとは 物語と実際の事例でわかりやすく解説

『X・Y・Z』から始まる用語

YAML

①物語性のある説明:YAMLとは?~分かりやすいデータ整理の魔法~

放課後のITクラブで、中学生のユウキが先生に質問しました。
「先生、『YAML』って何ですか?ITの授業で出てきたんですけど、難しそうで…。」

先生は黒板に「YAML」という文字を書きながら説明を始めました。
「良い質問だね。YAML(ヤムル)は、データを分かりやすく整理して記述するためのフォーマットなんだよ。読みやすくてシンプルだから、人間にもコンピューターにも扱いやすいのが特徴なんだ。」

「どんな場面で使うんですか?」

「例えば、設定ファイルやデータの共有に使うことが多いよ。ゲームの設定を保存するファイルやアプリの動きを制御する設定など、実はいろんな場面で使われているんだ。」

「へえ、そんなに便利なんですね。でも、他のフォーマットと何が違うんですか?」

先生は次のような表を書きました。

項目YAMLJSONXML
記述の見やすさ人間にとってとても読みやすい比較的読みやすい複雑で読みづらいことが多い
データ量コンパクトに書けるコンパクトだが記述がやや硬い冗長になりがち
用途設定ファイルやデータ共有APIやデータの交換大規模なデータ構造の記述

「YAMLは見やすさに優れているから、特に設定ファイルとして使われることが多いんだ。例えば、こんな感じで書けるよ。」

「わあ!これならプログラミングが苦手な人でもわかりやすいですね。」

先生はさらに説明を続けました。
「JSONやXMLと同じようにデータを記録するためのフォーマットなんだけど、YAMLは階層構造をインデント(スペース)で表現するんだ。これが見やすさの秘密だよ。ただし、書き間違えるとエラーになりやすいから注意も必要なんだ。」

「わかりました!でも、プログラマーじゃない僕たちにも使えるんですか?」

「もちろんだよ!YAMLは簡単に扱えるから、プログラマーだけじゃなくて、プロジェクト管理やシステム運用の現場でも使われているんだ。」


YAMLの定義

YAML(YAML Ain’t Markup Language)は、データを人間が読みやすい形式で記述するためのフォーマットです。階層構造をスペースやインデントで表現し、設定ファイルやデータ共有に幅広く使われます。


https://ken-enjoybusiness.com/json/


実際の事例:YAMLの使用例

  1. クラウドサービスの設定
    Kubernetesというクラウド管理ツールでは、アプリケーションの動作や設定をYAMLファイルで管理します。これにより、複雑なクラウド環境を簡潔に制御できます。
  2. CI/CD(継続的インテグレーション/デリバリー)
    GitHub ActionsCircleCIなどのツールでは、ワークフローの設定をYAMLで記述します。これにより、プロジェクトの自動化が容易になります。
  3. プロジェクト管理
    YAMLはデータの視認性が高いため、プロジェクト管理ツールでタスクの管理やデータの保存にも利用されています。

クイズで確認しよう!

クイズ1 YAMLの特徴として正しいものはどれでしょう?

A. データを簡潔に記述でき、人間にとって読みやすい
B. データを複雑に記述し、コンピューターだけが読み取れる
C. 文法がないため、自由に記述できる

クイズ2 YAMLで階層を表現する方法はどれでしょう?

A. カッコやタグで囲む
B. インデント(スペース)で表現する
C. 特殊な記号で囲む

クイズ3 YAMLがよく使われる場面はどれでしょう?

A. ゲームのリアルタイム操作
B. 設定ファイルやデータ共有
C. 映画の編集作業


回答

クイズ1の答え

A. データを簡潔に記述でき、人間にとって読みやすい
(解説:YAMLは人間にもコンピューターにも扱いやすい形式です。)

クイズ2の答え

B. インデント(スペース)で表現する
(解説:YAMLではインデントを使って階層を表現します。)

クイズ3の答え

B. 設定ファイルやデータ共有
(解説:YAMLは設定ファイルやデータ共有によく使われます。)



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