【中学生でもわかるIT用語】AWS Data Lifecycle Managerとは 物語と実際の事例でわかりやすく解説

AWS

AWS Data Lifecycle Manager

① ストーリーでわかる AWS Data Lifecycle Manager

旅行会社の新規事業開発部。

ケンイチはAWSの勉強を進めながら、課長に相談していた。

「EBS Snapshotは分かりました。でも……」

「でも?」

「毎日手動でSnapshotを取るのって、現実的じゃなくないですか?」

課長は笑った。

「いいところに気づいたな。それを自動化するのがAWS Data Lifecycle Manager(DLM)だ。」

ケンイチは首をかしげる。

「自動化?」

「そう。例えば――」

課長はホワイトボードに書いた。

・毎日1回Snapshotを取得
・7日経ったら自動削除
・本番用サーバーだけ対象

「これを“ポリシー”として設定しておけば、AWSが自動でやってくれる。」

ケンイチは少し考えたあと、顔を上げた。

「それって……GASのトリガー設定みたいなものですか?」

課長はニヤリと笑う。

「その通り。いい例えだ。」

「例えば、毎日朝9時に自動でメールを送るとか、
フォーム送信時に自動処理を動かすとか。」

「DLMも同じ。
“いつ実行するか”と“どの対象に実行するか”を決める。」

ケンイチはメモを取る。

「Snapshotは“保存”。
DLMは“保存を自動で回し続ける仕組み”。」

「そうだ。人間が忘れる前提で設計するのがクラウドだ。」

課長はさらに続けた。

「もしSnapshotを毎日手動で取っていたら?」

「たぶん何回か忘れて取り損ねます。」

「そう。しかも、消し忘れてコストが増える。」

ケンイチはうなずく。

「だから“取得”と“削除”の両方を自動化するんですね。」

「その理解は完璧だ。」

・いつ実行するか(スケジュール)
・どのサーバーに適用するか(タグ指定)
・何世代残すか(保持期間)

を設定することで、
バックアップ運用を“人手から仕組みへ”変えるサービスなんだ。

「DLMは“自動バックアップ担当マネージャー”みたいなものですね。」

「その例え、悪くないな。」


🔎 Snapshot・AMI・DRとの違い

用語主な目的キーワード方向性
EBS Snapshotデータ保存バックアップ守る
AMI同じ構成を作るテンプレート増やす
Elastic Disaster Recovery災害復旧RTO・RPO復旧する
Data Lifecycle ManagerSnapshot自動管理ポリシー / 自動化管理する

課長は言った。

「DLMは“守る仕組みを回し続ける装置”だ。
裏方だけど、設計の完成度を上げる存在だ。」

ケンイチは少し笑った。

「派手じゃないけど、めちゃくちゃ大事ですね。」

「そう。クラウドは“自動化して初めて完成”だ。」


■ IT用語としての定義
AWS Data Lifecycle Manager(DLM)とは、Amazon EBSボリュームのSnapshotの作成・保持・削除をポリシーベースで自動化するサービス
バックアップの取得間隔や保存期間を設定することで、人的ミスを防ぎながらコスト効率の高い運用を実現する。

② 実際の事例

多くの企業では、本番サーバーのEBSバックアップを自動化するためにDLMを活用しています。
特に金融・ECサイト・SaaS企業では「毎日バックアップを取得し、一定期間後に自動削除」という運用が一般的です。

AWS公式では、以下のようなユースケースが紹介されています:

  • 本番環境のみをタグ指定で自動バックアップ

  • 開発環境は短期間保持

  • コンプライアンス対応のため世代管理を実施

手動運用では人的ミスが発生しやすいため、自動化=リスク低減という観点で評価されています。

情報源:
AWS公式ドキュメント
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/snapshot-lifecycle.html


③ クイズや小テスト

クイズ1

Data Lifecycle Managerの役割はどれ?

A. EC2の性能を上げる
B. Snapshotを自動で管理する
C. 通信を暗号化する


クイズ2

DLMで設定できるものは?

A. 保存ポリシー(何日保持するか)
B. CPUクロック数
C. VPCの帯域幅


クイズ3

DLMを使う最大のメリットは?

A. 手動操作が減り人的ミスを防げる
B. EC2が無料になる
C. データが圧縮される


■ 回答と一言解説

クイズ1:B → Snapshotの自動化が目的
クイズ2:A → 保持期間などをポリシー設定できる
クイズ3:A → 自動化=安定運用

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