高校生の太田くんは、自分の町で起きる問題を解決するためのアプリを作りたいと思いました。町内会や地域のイベントをまとめたり、ゴミの分別を簡単にチェックできる機能を持ったアプリを作るため、彼はプログラマーの友達に頼んで、アプリを作ってもらいました。
初めは、「イニシャルコスト」としてアプリ開発費がかかります。例えば、アプリの開発に50万円、データベース設計費に10万円が必要です。これで、開発費の合計は60万円となりました。
しかし、それだけでは終わりません。アプリを運用するためには、「ランニングコスト」と呼ばれる追加の費用がかかります。たとえば、サーバー代が月に1万円、年間で12万円。アプリを正常に運用するためのメンテナンス費用も必要で、年2回のメンテナンスで各5万円、年間で10万円かかります。さらに、定期的なアップデートや機能改善の費用も必要です。
太田くんが最初に考えていなかったのは、これらのコストを合計した「TCO(Total Cost of Ownership)」です。TCOとは、システムやプロジェクトの導入から運用、保守、さらには廃棄に至るまでの総費用を指します。
太田くんが導入時にかかった「イニシャルコスト」と、アプリを維持するための「ランニングコスト」を合計した結果、以下のようなTCOが計算できました。
これらを合計すると、TCOは年間で
イニシャルコスト60万円 + ランニングコスト32万円
合計92万円となります。
太田くんは、これを知って、アプリを作るには初期費用だけでなく、継続的な費用も考慮する必要があると学びました。
イニシャルコストとランニングコストの具体例を以下に示します。
イニシャルコストの例
ランニングコストの例
TCOに含めるべきか間違えやすい例
クイズ1: TCOとは何の略ですか?
A. Technical Cost Optimization
B. Total Cost Optimization
C. Total Cost of Ownership
クイズ2: TCOに含まれるものとして最も適切なのはどれですか?
A. 広告費
B. イニシャルコストとランニングコストの合計
C. 株主への配当金
クイズ3: TCOを計算する際にランニングコストに含まれるものはどれですか?
A. サーバー代、メンテナンス費用、アップデート費用
B. イニシャルコスト、埋没原価、除却損
C. オフィスの清掃費用
クイズ1の回答: C. Total Cost of Ownership
クイズ2の回答: B. イニシャルコストとランニングコストの合計
クイズ3の回答: A. サーバー代、メンテナンス費用、アップデート費用