自己紹介と勉強の習慣化の重要性
こんにちは、けんです。私は中小企業診断士として活動していますが、その資格を得るまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。私が資格取得に至るまでには3000時間以上の勉強時間が費やされています。効率の良い勉強法からはほど遠い、長い試行錯誤の日々でした。
そしてはるか昔になりますが大学受験時を思い返すと、私は高学歴と言われる大学に合格してはいますが、これも現役合格は出来ませんでした。残念ながら短期間で学習範囲を理解して合格するほどの能力は無かった、ということでしょう。
しかし、浪人をしたことで、自分の特徴となる素質が出来たと思います。
それは「夢中で勉強すること」の習慣化です。一見、単なる努力の賜物とも思えますが、実はもっと深い秘訣があったのです。
習慣化の力が天才に勝つ方法
多くの受験生や資格試験の受験生が直面するのは、天才的な理解力を持つ人々との競争です。彼らと同じフィールドで勝負を挑むには、同じ時間で知識を詰め込むだけでは勝てません。私が見つけた解は勉強時間を増やす「習慣化」です。学生時代も資格取得の勉強中も、私が共通して意識して取り入れていたのは、勉強を楽しみながら勉強量を増やす習慣化でした。
ゲーミフィケーションの発見
そして今、私はその勉強の習慣化がなぜそこまで効果的だったのか理解しました。それは無意識のうちに「ゲーミフィケーション」を取り入れていたからです。当時はゲーミフィケーションという言葉はなかったと思いますが、勉強をゲームのように捉え、小さな達成ごとに自分自身を褒めたり、目標達成のたびにご褒美を設定していたのです。これが継続的なモチベーションとなり、最終的には大きな目標達成に繋がりました。
このブログシリーズでは、このゲーミフィケーションの力を皆さんと共有し、どのようにして勉強習慣を楽しく持続可能なものに変えることができるかを探っていきます。
ゲーミフィケーションの基本要素: 勉強習慣を楽しく作るコツ
勉強にゲーム性が取り入れられると聞いて、皆さんはどう感じるでしょうか?
多くの人にとって、ゲームは娯楽であり、勉強はしばしば義務感に満ちたものです。しかし、ゲーミフィケーションの考え方で、勉強のプロセスをゲームのように楽しく変換することが可能です。最もポピュラーなのは「テストで満点を取ったら映画を見に行く」、「勉強を2時間したらチョコレートを食べる」など、の報酬設定でしょうか。
このゲーム性を取り入れる、ゲーミフィケーションのアプローチは、
学習意欲の向上、
持続可能な習慣の形成、
そして最終的な成果の向上につながります。
ここではゲーミフィケーションの三つの基本要素—目標設定、フィードバックと報酬、進捗の可視化—について解説します。
ちなみに実は中小企業診断士として有名なこち亀の両さんも下記のように語っています。
両津勘吉先生「人生はビッグゲーム、面白おかしく生きたほうが勝ち。」だそうです。
勉強も楽しみましょう。
1. 目標設定
ゲームにおいて目標は明確な方向性と達成感を与えてくれます。たとえば「相手より多くの得点を決める」、「北の大地にいる魔王を倒す」など目的があれば方向性が定まりますよね。学習においても同様に、具体的な目標設定は受験生を正しい道へと導きます。例えば、「1週間に5章の復習問題で9割を取る」という具体的な目標は、受験生に明確なターゲットを示し、その達成に向けて動機付けを促します。
2. フィードバックと報酬
ゲームが楽しいのは、達成したときに即座に報酬が得られるからです。学習においても、小テストで良い成績を取る、新しいスキルや資格を習得するなど、一つ一つの成功に対してフィードバックと報酬を設定することで、継続的なモチベーションを保ちます。たとえば、一定の学習目標を達成した際には、お気に入りの映画を観る、好きなお菓子を楽しむなど、自分自身を適切に褒めることが重要です。
3. 進捗の可視化
進捗を可視化することは、モチベーションを維持するために非常に効果的です。ゲームでレベルアップのバーが徐々に満たされていくように、学習進度も視覚的に表示することで、目に見える形での達成感を得られます。例えば、勉強時間のログをつける、達成した範囲をチャートやグラフで示すことで、自分の努力が具体的な形として現れるのを感じることができます。アナログな方法もあればアプリもあるので有効活用しましょう。
まとめ
ゲーミフィケーションという考え方は、学習のプロセスをより魅力的で効果的なものに変えることができる強力なツールです。目標設定、フィードバックと報酬、そして進捗の可視化は、受験生が継続的にモチベーションを保ち、最終的には目標を達成するための三つの鍵です。これらの要素を上手く活用して、学習習慣をゲームのように楽しく、そして有意義にしましょう。
勉強にゲーム性を取り入れる方法
勉強をゲームのように楽しむためには、ポイントシステム、レベルアップ、バッジとアチーブメントに加え、競争の要素も取り入れることが効果的です。これにより、受験生は達成感と他者との健全な競争を通じて、継続的な成長を実感できます。
1. ポイントシステム
- ポイントの設定: 各学習活動にポイントを割り当てます。例えば、1時間の勉強で10ポイント、過去問1年分の復習で50ポイントなど。
- 報酬の連動: 蓄積したポイントが一定数に達するごとに、報酬を設定します。例えば、100ポイントで100分のテレビ、500ポイントでお気に入りのレストランでの食事など。
勉強が楽しくなってきたら厳しめのポイント設定にして達成の難易度を調整しましょう。
2. 勝敗記録
- 問題の正誤記録:
- 問題を解くときに必ず〇✕△をつけるようにします。×が〇になっていく過程が気持ち良いと思い込みましょう。(自分のレベルアップが上がる事を楽しむ)
私の場合は
✕ 間違い △ 偶然の正解 〇正解 ◎迷わず正解 ☆この問題から卒業
記録をする行為を”楽しい”と思い込みましょう(笑)
- 目標回答数:
- 毎日の達成感を味わうためにその日に解く問題数またはページ数も記録。
日付 | 曜日 | 目標 | 回答数 | 回答累積 | 目標乖離 |
7/26 | 水 | 20 | 30 | 30 | 10 |
7/27 | 木 | 40 | 18 | 48 | 8 |
7/28 | 金 | 60 | 12 | 60 | 0 |
7/29 | 土 | 100 | 20 | 80 | -20 |
7/30 | 日 | 140 | 60 | 140 | 0 |
7/31 | 月 | 200 | 53 | 193 | -7 |
8/1 | 火 | 220 | 30 | 223 | 3 |
(以下略) |
毎日の目標達成が厳しくても週間で達成できるように、頑張れば達成できる目標を立てましょう
3. バッジとアチーブメント
ゲーミフィケーションの一般の利用の方法としてポピュラーなのが下記の2つです。よくスタンプとかメダルという形でサイト内での行動に対して報酬という形で設定します。コレクター気質がある人に特に有効な手段です。
- 特定の成就に対するバッジ:
学習の特定のマイルストーンに対して、バッジやトロフィーを授与します - 公開と共有:
獲得したバッジはソーシャルメディアや学習グループ内で共有することで、他の受験生との競争を促します。
これを受験や資格試験に応用するとどうなるでしょうか。私の場合は中小企業診断士2次試験合格という最終目標を設定し、ビジネス会計/法務3級・2級、販売士、簿記、ITパスポートなどの関連性がある資格試験をマイルストーンとして設定しました。(中小企業診断士の関連資格の記事はコチラ)
回り道になるという考え方もありますが、私としてはバッジに該当する合格証書を集めることを楽しみながら達成感も味わえ、着実に積みあがっている気分になれてよかった手法でした。
そして、「公開と共有」はX(Twitter)を活用していました。資格試験用のアカウントを作ると皆が同じように多数の資格試験に挑戦している姿が見れるので刺激を与えあうことが出来ます。
人的資本の情報開示という世の中の流れもあるので、資格試験合格を社内で公開していくことも良かったと思います。資格試験挑戦を言うべきかどうかは会社のスタンスにもよりますが下記の記事をご参照ください。
4. 競争の要素
- 勉強時間と正解数の記録:
- 自分の毎日の勉強時間や正解数を記録し、自己の過去の記録と常に競争することを意識しましょう。ライバルは自分自身。自分との戦いを楽しむことも大事です。
昔の得点よりも下がってしまった場合は、「昔の俺、凄い!」と考えると前向きになれます。
- 自分の毎日の勉強時間や正解数を記録し、自己の過去の記録と常に競争することを意識しましょう。ライバルは自分自身。自分との戦いを楽しむことも大事です。
- 不特定多数との競争:
- 学習管理アプリを利用して、同じ目標のユーザーと勉強時間やスコアを競います。これにより、そのコミュニティーの中での自分の位置を知ることができ、さらなるモチベーション向上につながります。おススメは情熱タイマーとスタディープラスです。
私は天才には勝てないと悟っていたので、「中小企業診断士」を目標とするグループ内で、勉強時間だけは上位2割に必ず入るように意識していました。
勉強時間の記録のおススメアプリ2選
ここからは具体的に活用しやすいアプリを紹介します。
情熱タイマー(YPT-Yeolpumta)
スタディーグループを作って毎日の勉強時間のランキングが可視化できて、今まさに勉強中の人がどれだけいるかなども分かり、競争するのが楽しくなります。
スタディープラス
大学受験生をメインターゲットにした学習記録ツールですが、その他の資格勉強にも活用可能です。情熱タイマーと比べるとSNS機能が強く、他の人の利用教材が分かったりコメントが出来たりすることが特徴です。
まとめ
これらのゲーム要素を勉強プロセスに取り入れることで、受験生は目標に向かって継続的に努力し、達成感を楽しみながら学習することができます。競争の要素を加えることで、モチベーションをさらに高め、学習効果を最大化することが可能になります。
そのためにもゲーミフィケーションという言葉を意識し、勉強を楽しむようにここがけましょう。情熱タイマーとStudy Plus(スタプラ)で可視化できることが多いので活用しましょう。
昨今の健康志向もありマラソンなどは愛好家が多いですが、他の人から見ると苦しいように見えますが、数字が伸びる楽しみを知れば継続して挑戦できる人も多いと聞きます。
自分だけの学習ゲームを作り上げて、効率的かつ楽しい学習生活を送りましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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