【中学生でもわかるIT用語】パスキーとは 物語と実際の事例でわかりやすく解説

『ハ行』の用語

パスキー

① 物語性を取り入れた説明

中学生のリョウとお姉さんのユカは、一緒にパソコンでインターネットを使っていました。ある日、リョウはお姉さんに「パスキーって何?」と尋ねました。ユカはパスキーの仕組みについて説明し始めました。

リョウ: 「お姉ちゃん、パスキーって何?」

ユカ: 「パスキーは、パスワードの代わりに使う新しい認証方式なの。例えば、スマホやパソコンの指紋認証や顔認証、PINコードを使って、安全にログインすることができるのよ。」

リョウ: 「なんでパスキーは安全なの?」

ユカ: 「もちろん。パスキーはパスワードみたいに簡単に盗まれるものじゃないし、公開鍵暗号方式だから第三者が見ても解読できないの。さらにパスキーはデバイスに保存されていて、使うときにそのデバイス自体が必要だから、他人がログインするのはほぼ不可能なのよ。」

リョウ: 「公開鍵暗号方式というのがよくわかっていないから、わかりやすく簡単に教えて!」

ユカは弟のリョウに、公開鍵暗号方式についてわかりやすく説明し始めました。

ユカ: 「公開鍵暗号方式は、2つの鍵、公開鍵と秘密鍵を使ってデータを暗号化・復号化する仕組みなの。公開鍵は誰でも見られるもので、秘密鍵は自分だけが持っている鍵のこと。パスキーを使うときには、サービス側に公開鍵を渡しておいて、秘密鍵を使ってそのサービスにアクセスするんだよ。」

リョウ: 「じゃあ、公開鍵を持っているだけではログインできないんだね?」

ユカ: 「その通り!公開鍵だけではログインできないし、秘密鍵はデバイスに保存されているから、他の人が簡単にアクセスできないの。つまり、秘密鍵がないとログインできないからとても安全なんだよ。」

リョウ: 「なるほど!パスキーはとても安全なんだね!」

ユカ: 「そうなの。だからこれからはパスワードよりもパスキーの方が主流になっていくんじゃないかな。」

パスキーの定義:パスキーとは、パスワードに代わる認証方法で、公開鍵暗号方式を利用してユーザーのデバイスに保存されている秘密鍵で認証を行  います。これにより、パスワードを使わずに安全にオンラインサービスにアクセスできます。

② 実際の事例

ある大手IT企業では、社内システムのログインにパスキーを導入しました。これにより、従業員はパスワードを覚える必要がなくなり、指紋や顔認証でログインできるようになりました。また、公開鍵暗号方式を利用しているため、従業員のパスワードが外部に流出する心配がありません。さらに、多くの従業員が異なるデバイスからアクセスするため、各デバイスに秘密鍵を保存することでセキュリティが強化され、認証が迅速に行われるようになりました。

③ クイズや小テスト

クイズ1:パスキーの主な利点は何ですか?

A. パスワードを使わずに安全にログインできる

B. インターネットの速度が速くなる

C. データベースの容量を増やすことができる

クイズ2:公開鍵暗号方式で使われる2つの鍵は何ですか?

A. パスワードとPINコード

B. 公開鍵と秘密鍵

C. 顔認証と指紋認証

クイズ3:パスキーはどのように保存されますか?

A. クラウド上に直接保存される

B. デバイス自体に保存される

C. メールで送信される

回答

クイズ1: A. パスワードを使わずに安全にログインできる

クイズ2: B. 公開鍵と秘密鍵

クイズ3: B. デバイス自体に保存される

 

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