ユウキ:「先生、『Adalo(アダロ)』っていう言葉を見かけたんですけど、何かスマホアプリの作り方ですか?」
先生:「そうだよ、ユウキ。Adaloはノーコード開発ツールの一種で、プログラミングせずにスマホやWebアプリを作れるんだ。」
ユウキ:「えー!コードを書かないでアプリなんて、本当にできるんですか?」
先生:「たとえば、画面をドラッグ&ドロップで組み合わせて、ログイン画面やフォーム、ボタンなどをパーツのようにペタペタ貼るだけで機能を作れるんだよ。つまり、自分のアイデアをすぐアプリにできるんだ。」
ユウキ:「まるで作文を書くみたいにアプリができるんですね。難しそうなコードは必要ないんですか?」
先生:「うん、難しいコードは書かなくて大丈夫。データの保存もExcel(スプレッドシート)感覚でできちゃう。初心者でも直感的に操作できるのが特徴だよ。」
ユウキ:「じゃあ、業務でプログラマー以外の人でも使えるんですか?」
先生:「まさにその通り!たとえば、飲食店の予約アプリやアンケートアプリ、社内用のタスク管理アプリなども作れる。実際にAdaloはデータベース連携やログイン認証、チャット機能まで標準で揃っていて、重たいコードを自作しなくて済むんだ。」
ユウキ:「すごい…。でも、AdaloってBubbleとかGlideっていう他のノーコードツールとどう違うんですか?」
先生:「いい質問だね。簡単に表にまとめてみようか。」
| ツール | 特徴 | 向いているもの |
|---|---|---|
| Adalo | スマホネイティブに強く、豊富なUIコンポーネントが揃っている | モバイルアプリ、チャット・予約機能など |
| Bubble | Webアプリ向け、自由度が高いが学習コストがやや高い | 複雑な業務システムやWebサービス |
| Glide | スプレッドシートと連携しやすく、簡単にPWAを作成できる | データ表示中心の軽量アプリ |
ユウキ:「なるほど!Adaloはモバイルアプリを直感的に作りたい人にピッタリですね。」
先生:「その通り。ではまとめるよ。Adaloとは、ドラッグ&ドロップでスマホやWebアプリを作成できるノーコードプラットフォームで、プログラミングなしにプロトタイプから本番環境まで対応できるツールなんだ。」
最新の国内外事例を紹介します。
1. Nomuca(日本)
月額1,050円で対象店舗のドリンクが1日1杯無料になるサブスクアプリです。Adaloで開発され、直感的なUIで利用者に好評。テンプレートの活用やチャット・決済機能を組み込み、2023年10月にiOS版リリースから1カ月以内に1万DL突破という成果も記録しました
2. SmartDish(株式会社カーチ)
飲食店でモバイルオーダーと予約を提供するサービスです。地図連携や予約機能を実装し、Adaloでの開発期間はわずか2か月。待ち時間削減や業務効率化に寄与しています
3. Union(日本の大学生向けSNS)
全国の大学生が利用できるSNSアプリです。Adaloで構築され、日本初の資金調達(約1,000万円)を達成。のちにFlutter開発へ移行し、成功からコーディングへ橋渡しした事例として注目されています。
4.SPOTTO(就活マッチングアプリ)
Adaloで作られた日本初のノーコード就活支援マッチングアプリ。開発期間は1か月で、仮説検証が迅速に行えた点が高評価を受けました。
これらの事例は、Adaloの「ノーコードで迅速に本格アプリを作れる」特性を活かし、スタートアップや企業が低コスト・短期間で市場投入できることを示しています。
Adaloの特徴として正しいのは?
A. スマホネイティブアプリの作成が簡単にできる
B. 高度なコード編集が必須
C. スプレッドシートとは連携できない
以下のうち、Adaloでできるのはどれ?
A. モバイルオーダーアプリ
B. OSのカーネル開発
C. VRゲーム
Adaloが向いているのはどのような開発?
A. ハードウェアのドライバ開発
B. 大規模銀行の勘定系システムを構築したい
C. 短期間でプロトタイプを作りたい
A: スマホネイティブアプリの作成が簡単にできる
→Adaloはスマホアプリ作成に強く、ネイティブ機能も対応しています。
A:モバイルオーダーアプリ
→飲食予約や注文など、モバイルオーダーアプリ構築が可能です。
C:短期間でプロトタイプを作りたい
→ITパスポート試験でもノーコードの「短期間で構築」のメリットが問われます。