【中学生でもわかるIT用語】3ウェイハンドシェイクとは 物語と実際の事例でわかりやすく解説

『サ行』の用語

3ウェイハンドシェイク

① 物語性を取り入れた説明: 3ウェイハンドシェイク

アイドル活動をしているアヤがコンピュータクラブの先生に「3ウェイハンドシェイク」について質問しました。

アヤ: 先生、この「3ウェイハンドシェイク」っていうのは何ですか?

先生: アヤ、それはコンピュータ通信でとても大事なプロセスだよ。例えば、ライブの前に、メンバーと最終チェックをするようなものだね。一人が「準備OK?」と聞いて、もう一人が「OK!」と返事をし、最後に「じゃあ、スタートしよう!」と確認する。これが「3ウェイハンドシェイク」なんだ。

アヤ: なるほど。でも、なんで「3ウェイ」っていうんですか?

先生: いい質問だね。これは通信を始めるために3つのステップが必要だから「3ウェイ」と呼ばれるんだ。最初に1台のコンピューターが「通信しよう」(SYN)と信号を送り、もう1台が「了解、通信しよう」(SYN-ACK)と返信し、最初のコンピューターが「OK、始めよう」(ACK)と応答するんだ。これで通信がスタートする。

アヤ: ああ、それで通信が安全に始まるわけですね!

先生: その通り!このプロセスで、両方のコンピューターが通信準備が整ったことを確認し、信頼性の高い通信を行うんだよ。

実際のIT用語の定義:
3ウェイハンドシェイクは、TCP/IPネットワークにおいて、信頼性のある通信セッションを確立するためのプロセスです。このプロセスは、SYN(同期)メッセージの送信、SYN-ACK(同期確認)の応答、そしてACK(確認)の応答の3ステップで構成されます。これにより、通信の両端が準備が整ったことを確認し、データ交換を安全かつ効率的に行うことができます。

② 実際の事例

3ウェイハンドシェイクの使用例:

Webサーバーとクライアント:
ウェブページの要求時、ブラウザ(クライアント)とWebサーバー間で3ウェイハンドシェイクが行われ、安定した接続が確立されます。

ファイル転送:
FTPやその他のファイル転送プロトコルを使用する際に、3ウェイハンドシェイクを通じて信頼できる接続が確立され、ファイルの正確な転送が行われます。

電子メール送受信:
メールの送受信の際にも、3ウェイハンドシェイクが使用され、データ交換の信頼性が確保されます。

③ クイズや小テスト

クイズ1: 3ウェイハンドシェイクで最初に送信されるメッセージは何ですか?

A. SYN
B. ACK
C. SYN-ACK

クイズ2: 3ウェイハンドシェイクが最も重要なのはどのような通信ですか?

A. 非同期通信
B. 同期通信
C.ブロードキャスト通信

クイズ3: 3ウェイハンドシェイクの最終ステップで送信されるメッセージは何ですか?

A. SYN
B. ACK
C. SYN-ACK

回答:

クイズ1の回答: A.SYN
クイズ2の回答: B. 同期通信
クイズ3の回答: B. ACK

 

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